Bisco

NWエンジニアのアウトプットあれこれ。

OSPFのLB

OSPFは等コストロードバランシングをサポートしています。
OSPFで等コストロードバランシングをさせなくするには以下の方法があります。

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・等コストロードバランシングの最大数を1にする
(config)#router ospf 1
(config-router)#maximum-paths 1
等コストロードバランシングの最大数を1にすると、等コストロードバランシングが行われなくなります。

・コストを変更する
RouterA(config)#interface fastEthernet 0/0
RouterA(config-if)#ip ospf cost 40
OSPFは最短経路を選択する際のメトリックにコストを使用しています。
コストを変更することで、等コストではなくなるため、等コストロードバランシングが行われなくなります。

帯域幅を変更する
RouterA(config)#interface fastEthernet 0/0
RouterA(config-if)#bandwidth 10000
OSPFのコストは、帯域幅から算出します。
帯域幅を変更することでコストを変更します。

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その他の選択肢のコマンドについては以下の通りです。
・(config-if)#ip ospf priority
上記は DR/BDRに選出に関する優先度を変更するコマンドです。

・(config-router)#minimum-paths 存在しないコマンドです。

 


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ルータIDは以下の優先順で選出されます。
1.ルータIDコマンドで明示的に指定したID
2.起動しているループバックインターフェースの中で最大のIPアドレス
3.起動しているインターフェースの中で最大のIPアドレス